ローソン（東京都）は10月4日、様々な地域の社会課題解決を目指す『地域共生コンビニ』として、和歌山県田辺市龍神村のスーパー跡地に「ローソン龍神村西店」をオープンする。同地区への大手コンビニチェーンの出店は、今回が初めてである。
近年、過疎地域のみならず都市部でも高齢者を中心に食料品の購入に不便を感じる消費者が増えており、食料品の円滑な供給に支障が生じる等の「食料品アクセス問題」が顕在化している。
店舗のある龍神村地区も人口減少と高齢化が進んでおり、2023年7月に唯一のスーパーが閉店し、最寄りのスーパーやコンビニまで車で30分以上かかる状況だ。
同店は、最寄りのローソン店舗まで約18kmという物流網と、祖父の出身地である龍神村を支えたいという加盟店オーナーの熱い想いから出店が実現した。取り扱い商品は、おにぎり・デザート・揚げ物・店内で調理した弁当などローソンの標準的な商品に加え、近隣住民の生活を支えるため生鮮品や冷凍食品を豊富に取り揃える。
同社はスーパーに比べ小商圏・少人数で営業を維持でき、全国に物流網があるコンビニエンスストアの特性を生かし、これからもスーパー跡地や未進出エリアへ『地域共生コンビニ』の出店を推進する。
＜店舗概要＞
店名：ローソン龍神村西店（和歌山県田辺市龍神村西337番地1）
オープン日時：2024年10月4日（金）10時オープン ※24時間営業
面積：店舗 310.26㎡（93.85坪）、売場 223.72㎡（67.67坪）
駐車場：24台
店舗の特長：
・地域交流スペースとして、小上がりのある広いイートインスペースを設け、地域情報なども掲出
・冷凍ケースを増設し、冷凍食品の取り扱い品目を拡大