スギHD、中間期は2ケタの増収・増益

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スギホールディングスが展開するスギ薬局の看板
〔写真説明〕スギホールディングスが展開するスギ薬局の看板(時事通信社)

 スギホールディングス(愛知県)が9月24日に発表した2025年2月期第2四半期決算(連結2024年3月1日~8月31日)は、売上高で前年同期比12.9%増の4,138億円、営業利益で17.3%増の202億円、経常利益で18.4%増の214億円を達成。2ケタの増収・増益となった。

 中間期末の店舗数は1,771店舗。関東・中部・関西・北陸信州でのドミナント構築に向け、69店舗の新規出店と16店舗の閉店を実施し、既存店の競争力強化のため160店舗で改装を行った。

 調剤領域においては、伸長する処方箋応需に対応するため、調剤室や調剤待合室の拡張改装を実施。より高度な専門性を必要とする処方箋の獲得拡大にも努め、調剤領域での売上基盤の増強を図った。また、生産性改善に向けて医療事務の配属を進め、個店別の人員配置を適正化。全体的な最適化を進めた。

 物販領域については、主要都市圏への新規出店を推進。加えて、オープン後の早期立ち上げや新規アプリ会員獲得に努めた。既存店では、地域ニーズに合わせ、食品売場の拡張などの改装を実施。また、インバウンド需要の取り込みのため、需要が多い商品の品揃え強化と、ニーズが高い店舗の営業時間延長にも取り組んだ。

 2025年2月期の連結業績予想については、売上高で8.8%増の8,100億円、営業利益で9.2%増の400億円、経常利益で9.1%増の415億円とした。

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