コスモス薬品(福岡県)が7月12日に発表した2024年5月期決算(連結2023年6月1日~2024年5月31日)は、売上高が前期比16.6%増の9,649億円、営業利益が4.6%増の315億円、経常利益が3.7%増の342億円、当期純利益は2.8%増の244億円で着地した。
連結会計年度は、前期に引き続きローコストオペレーションを推進し、利益率を下げてでも「安くて、近くて、便利なドラッグストア」の展開に注力。自社競合による一時的な収益性の低下もいとわず新規出店を継続して行い、同時に商勢圏への店舗網拡大も図った。新規出店については、関東地区50店舗、中部地区27店舗、関西地区15店舗、中国地区10店舗、四国地区8店舗、九州地区29店舗の計139店舗を出店。7店舗を閉鎖して、年度末店舗数は1,490店舗となった。
売上総利益は11.6%増(195億8,700万円増)の1,883億円。売上総利益率は0.9ポイント減らして19.5%としたが、13.1%増(182億1,500万円増)となった販管費を十分にカバーした。
2025年5月期の連結業績については、売上高で7.5%増の1兆370億円、営業利益で0.3%増の316億円、経常利益で0.3%増の344億円を見込み、売上高は初めて1兆円を超える。