7月10日にベルクが発表した2025年2月期第1四半期決算(連結2024年3月1日~5月31日)は、営業収益が前年同期比12.7%増の934億円、営業利益が11.3%減の37億円、経常利益が12.9%減の38億円となった。
第1四半期は、ポイントカード販促や各種キャンペーンの実施、SNSを利用した情報の発信を積極的に行ったほか、ネットスーパー「ベルクお届けパック」、電子マネーカード「ベルクペイ」の導入店舗を拡大し、利便性向上を図った。
商品政策では、PB「くらしにベルクkurabelc」を含めた自社開発商品の取り扱いをさらに拡大。店舗運営では、標準化された企業体制を基盤にしながら、適正な人員配置や省力器具の運用見直しを行い、高い生産性が見込めるチェーンオペレーションを推進した。
店舗への投資では、第1四半期は新規出店が2店舗。また、既存店1店舗の改装を行い、惣菜と簡便商品の拡充、設備の更新を行った。
2ケタの営業減益は、商品調達価格の上昇の影響を受けて売上原価が14.2%増加したことに伴い、売上総利益率が前年同期より約1.0ポイント低下して26.2%となったことや、営業総利益が21億500万円増えたものの、販管費が営業総利益増加分を超える25億7,900万円増(13.3%増)となったことから、営業利益を4億7,300万円減らす結果となった。
なお、2025年2月期の連結業績については、営業収益で7.1%増の3,767億円、営業利益で20.8%増の175億円、経常利益で17.8%増の176億円を計画。2ケタの増益を見込んでいる。