北雄ラッキー、第1四半期は減収・営業増益
北雄ラッキー(北海道)が7月10日に発表した2025年2月期第1四半期決算(非連結2024年3月1日~5月31日)は、売上高が前年同期比3.3%減の89億300万円、営業利益が5.0%増の4,900万円、経常利益は75.1%減の1,300万円となった。
第1四半期は、2024年2月期から2026年2月期までの中期3カ年経営計画を踏まえ、①差別化戦略としての6MD商品の強化、②来店頻度向上を目的とする販売力の強化、③マーケティング力強化によるファミリー顧客層の拡大、④ラッキー生鮮・デリカセンターの稼働に伴う商品供給の拡大と体制の確立、⑤ローコスト運営の徹底と業務効率の改善による生産性の向上、⑥財務体質の強化、に重点を置いて営業活動を行った。
第1四半期の売上高は前年同期に比べて3億400万円減少。営業総利益は1億1,100万円減少し、売上高に対する営業総利益率は0.3ポイント減って28.5%となった。一方、販管費については、減価償却費が3,100万円増加したが、雑給で1,900万円、水道光熱費で3,800万円、地代家賃で4,000万円、それぞれ減少。販管費全体では1億1,300万円減少し、営業増益につなげた。経常利益の大幅減については、営業外費用の支払利息が前年同期に比べて約200万円増加し、シンジケートローン手数料を4,000万円計上したことによる。
2025年2月期の業績見通しについては、売上高で1.4%減の374億円、営業利益で2.4%減の4億9,700万円、経常利益で2.9%減の5億2,000万円を予想した。