スギHD、新たに太陽光発電所を30か所に新設する計画

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　スギHD（愛知県）と、再生可能エネルギーの導入支援などをてがけるクリーンエナジーコネクト（東京都）は4月11日、オフサイトコーポレートPPAサービス（※１）契約を締結すると発表した。

　この契約により、クリーンエナジーコネクトは、スギ薬局専用の太陽光発電所を30か所新設し、関東エリアの43店舗に再生可能エネルギーを供給する。各発電所にはレジリエンス向上を目的とした設備が併設される。

　オフサイトコーポレートPPA（Power Purchase Agreement）サービスとは、企業が直接電力を購入する契約形式で、発電所が企業の敷地外に存在するケースを指す。このサービスを通じて、企業は遠隔地にある再生可能エネルギー源から生成された電力を長期契約で購入し、自社のエネルギー需要に対する持続可能な対策として利用する。

　また、夜間をはじめとする Non-FIT 低圧太陽光発電（※）以外の電力には、再生可能エネルギーのソリューションを提供するスマートエコエナジー（東京都）のプランを活用して、全店舗の電力を100％再生可能エネルギーにすることが可能となる。

　スギHDは、2030年度までに1店舗あたりのCO2排出量を2014年比で50％削減し、2050年には実質ゼロを目指す計画を進めている。この取り組みにより、年間約4,116t-CO2の削減が見込まれ、約1,595世帯分の電力使用に相当する。

※「Non-FIT低圧太陽光発電」とは、固定価格買取制度（FIT）に頼らない、小規模な太陽光発電の形態を指し、発電した電力を市場価格で売買するため、より市場競争に適応した運用が可能となる。