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ベルク 第3四半期は営業利益が29.4%増

ベルクの外観

 1月10日にベルク(埼玉県)が発表した2024年2月期第3四半期決算(連結2023年3月1日~11月30日)は、営業収益が前年同期比13.4%増の2,582億円、営業利益は29.4%増の126億円と大幅な伸びをみせた。

 第3四半期連結累計期間は、新店を3店舗オープン、既存店5店舗で改装を実施。改装店舗では、惣菜および簡便商品の拡充、快適な買物空間を提供するための設備を更新したほか、新店・改装店・既存店とも標準化された企業体制を基盤に、適正な人員配置、省力器具の活用、従来作業などの見直しや改善を進め、効率的なオペレーションを推し進めた。

 一方、ポイントカード販促やチラシ価格の強化、SNSを利用したおすすめ情報の発信など、幅広い層に向けて来店動機を高める販売政策を実施。4月には売上3,000億円達成を記念した大型キャンペーンも展開している。

 物流体制では、商品を産地やメーカーから大量一括調達することで、自社物流を活かした配送の効率化を進め、商品の価格強化と品質の安定化に取り組んだ。また、店舗作業に合わせた配送体制の見直しを引き続き行い、店舗運営の効率化に努めた。

 営業総利益は12.3%増の733億円。売上高比で0.28ポイント減らして28.86%となったが、販管費を0.89ポイント減らしたことで、営業利益29.4%増につながった。

 同社では今回の業績を踏まえ、通期連結業績予想を修正、営業収益は前回予想から176億円増の3450億円(前期比11.0%増)、営業利益は同13億円増の150億円(同7.0%増)とした。