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スギHD 第3四半期は2ケタの増収・増益

スギホールディングスが展開するスギ薬局の看板
〔写真説明〕スギホールディングスが展開するスギ薬局の看板(時事通信社)

 スギホールディングスが12月26日に発表した2024年2月期第3四半期決算(連結3月1日~11月30日)は、売上高が前同期比11.1%増の5,511億円、営業利益は18.2%増の258億円となり、2ケタの増収・増益を達成した。

 第3四半期連結累計期間の販管費は11.9%増の1,408億円となったものの、売上総利益が12.9%増の1,667億円となり、2ケタの営業増益に寄与した。

 調剤領域では、新規開局を推進し、伸長する処方箋応需に対応するため、調剤室と調剤待合室の拡張改装を積極的に実施。日本ホスピスホールディングスと資本業務提携契約を締結し、今後増加が見込まれる在宅調剤や終末期医療でのサポート体制づくりにも準備した。

 物販領域では、人流回復や訪日外国人観光客の増加が著しいエリアへの出店強化や、既存店舗の改装や新たな商品ラインの取り扱いを開始して、売上増を図ることに努めた。一方、郊外の既存店についても改装を積極的に推進。地域のニーズに沿った品揃えを充実させ、新たな顧客の獲得に注力した。また、客単価・買上点数アップのため、アプリを活用した情報やクーポンの配信も積極的に行っている。

 店舗の出退店では、引き続き、関東・中部・関西・北陸エリアへの出店を強化し、99店舗を新たに出店。既存店の競争力強化に向けた改装も268店舗で行った。