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鶏卵卸値、半年ぶり値下がり=前週末比5円安、需給緩和

スーパーの卵売り場
〔写真説明〕スーパーの卵売り場(資料写真)

 JA全農たまご(東京)が26日公表した鶏卵の1キロ当たり卸値の基準値(Mサイズ、東京地区)は、前週末比5円安の345円となった。前営業日と比べ値下がりしたのは半年ぶり。高病原性鳥インフルエンザの流行収束に加え、例年夏場にかけ需要が低下することもあり、需給が緩和した。

 国内の鳥インフル感染は昨年10月以降、26道県に広がり、採卵鶏の殺処分数は国内全体の約12%に相当する約1654万羽と過去最多になった。ただ、4月7日を最後に国内での発生は確認されておらず、今月には感染収束を意味する「清浄化宣言」が国際獣疫事務局(OIE)に受理された。

 農林水産省によると、鳥インフルの発生農場には、13日時点で殺処分された採卵鶏の約17%に当たる約283万羽のひなが導入されたという。