ローソン(東京都)は5月10日から、福島県本宮市、東京都大田区の配送センターにトヨタ自動車といすゞ自動車が共同開発した燃料電池小型トラック(以下、FC小型トラック)を、各1台ずつ導入する。
福島県の配送センターにFC小型トラックを導入するのは今回が初めて。今後、FC小型トラックによる店舗への商品配送エリアを順次拡大する。
福島県本宮市では5月14日から、郡山市・須賀川市・白河市のローソン約12店舗へ、東京都大田区では5月16日から、江東区・中央区のローソン約10店舗へ、おにぎり、デザート等のデイリー商品を配送する。
FC小型トラックは、いすゞ社の小型トラック「エルフ」に、トヨタ社の燃料電池(FC)などを導入する。最大積載量2,850kg(東京都に導入するトラックは2,800kg)で航続距離は約260km、最高速度時速80kmとなる。
ローソンは、自動車メーカーや物流事業者などのパートナーとともに、福島県、東京都での燃料電池トラックの社会実装を推進している。同取り組みは国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の研究開発助成事業「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築」として実施されており、同社は助成事業のもとFC小型トラックの導入を進めている。