イオンはグループのファッションビル開発・運営事業を基幹ディベロッパー会社であるイオンモールに集約する。
2016年3月にダイエー傘下のOPAがイオンリテールのビブレ・フォーラス事業を統合したうえで、イオンモールが完全子会社化する。これで旧マイカルの「ビブレ」、ダイエーの「OPA」、イオンの「フォーラス」という都市型商業施設をイオンモールが一体的に運営することになる。
イオンモールはこれまで郊外型ショッピングモールの開発・運営を主体としてきたが、人口の大都市集中・都心回帰の流れもあり、今後は都市型施設も強化していく。
OPAとビブレ・フォーラス事業部は合わせて23のファッションビルを運営しており、売上高に当たる営業収益は16年2月期で272億円、営業利益は12億円となる見通し。イオンモールは16年2月期に営業収益2380億円、営業利益445億円を見込んでいるが、OPAの子会社化が3月1日付けのため連結業績に反映されるのは17年2月期からとなる。