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【ローソン】ポプラとのダブルブランド店舗など提携を深化

 ローソンは、資本・業務提携している同業のポプラ(広島市)との提携関係を深化させる。山陰地区では共同運営会社を設立、11月から両社のブランドを冠した新型店舗「ローソン・ポプラ」の出店を始める。実験的に数店舗をオープンさせた後、2016年春以降、ポプラの既存加盟店オーナーにダブルブランド店への移行を促す。新型店舗ではローソンのフランチャイズ(FC)パッケージを採用、品揃えの面ではポプラの看板商品である店内調理の弁当「ポプ弁」も販売する。

 また、ポプラはこれまでも工場やオフィス、学校、病院などマイクロ・マーケット(閉鎖商圏、狭小商圏)に積極的に出店してきたが、ローソンから物件情報の提供などの支援を受け、こうした商圏への出店を一層強化する。マイクロ・マーケットへの出店は15年度30店舗、16年度50店舗、17年度以降は年70店舗を計画する。

 さらに、共に都市型商圏を得意とし女性客比率が高い「ナチュラルローソン」とポプラの「生活彩家」では、商品と物流の共通化を検討する。

 ローソンとポプラは14年12月に資本・業務提携し、15年4月からローソンのオリジナル100円菓子をポプラが販売するなどしてきた。11月からは北陸地区を皮切りに物流インフラの相互利用を開始、16年4月までに全地域での移行を完了させる予定だ。