【ローソン】スリーエフと資本・業務提携へ、協議開始

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 コンビニエンスストア業界第2位のローソンは8月31日、同業のスリーエフ(横浜市)と資本・業務提携に向けて協議を開始すると発表した。

 スリーエフの経営の独立性やブランドは維持しながら、商品の共同開発や共同仕入れ、共同での販売促進キャンペーンの実施などを行う予定。ローソンがスリーエフに資本参加する見込みだが、出資比率などは明らかにしていない。9月中に提携について合意し、11月から順次、提携業務を実施していきたい考え。

 スリーエフは神奈川県を中心に首都圏で560店舗(7月末現在)を展開しているが、大手チェーンの出店攻勢などで近年は売上高が漸減傾向にあり、2015年2月期決算では3億5300万円の営業赤字を計上した。

 エリアフランチャイズ(FC)として四国で「スリーエフ」を展開していたサニーマート(高知県)は、2015年2月にスリーエフとのFC契約を打ち切り、ローソンのFCに乗り換えた経緯がある。

 また、スリーエフはこれまでファミリーマートと販促企画や商品の共同展開を行っていた。ファミリーマートがサークルKサンクスの親会社であるユニーグループ・ホールディングスと経営統合を計画していることも、ローソンと提携協議入りした背景にありそうだ。

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