【米アマゾン】 14年12月期は約20%の増収、日本の売上高は79億ドル
米アマゾン・ドット・コムが発表した2014年12月期の業績は、売上高が前期比19.5%増の889億ドル、営業利益が76.1%減の1億7800万ドル、純損益は2億4100万ドルの赤字(前期は2億7400万ドルの黒字)だった。
物流やITなどへの先行投資負担が重荷となって大幅な営業減益となり、利払い負担などから最終赤字となった。
売上高のうち物販は15.1%増の700億ドル、アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)などサービス収入が39.6%増の189億ドルだった。
セグメント別では、北米事業は売上高が24.6%増の554億ドル、営業利益が11.6%増の21億ドル、海外事業は売上高が12.0%増の335億ドル、営業損益が2億9700万ドルの赤字(前期は1億700万ドルの黒字)だった。
海外事業のうち日本の売上高は3.6%増の79億1200万ドルだった。円安の進行により売上げの伸びが抑えられたようだ。年平均の為替レートで計算すると日本の売上高は14年12月期が約8370億円、13年12月期が約7455億円で、増収率は12.3%となる。