【ペット関連市場】 14年度は0.9%増の1兆4412億円
矢野経済研究所の調べによると、2013年度のペット関連市場の規模は、小売金額ベースで前年度比0.8%増の1兆4288億円だった。ペット保険や動物病院などのサービス関連が好調に推移しており、市場拡大をけん引した。14年度もサービス関連が好調に推移、市場規模は0.9%増の1兆4412億円となったようだ。
13年度のペットフード市場規模は、1.0%増の4476億円だった。キャットフードがけん引役となった。ペットフードに対する安心・安全と健康管理への関心が高まっており、ドッグフード・キャットフードとも高級品を中心に旺盛な需要に支えられた。また、国産品志向と円安進行で国内生産に切り替えるメーカーの動きが見られる。
一方、13年度のペット用品の市場規模は0.2%増の2498億円、ペット関連産業は0.9%増の7314億円だった。ペット用品は犬用トイレシーツや猫砂など排泄ケアカテゴリーが堅調で、ペット用おむつの需要も拡大した。ペット関連産業については、ペットに対する健康維持・管理の意識が高まるなか、都市部を中心に動物病院の利用が拡大傾向にあり、それに伴ってペット保険の加入が増加している。