【全国百貨店】 12月の既存店売上高は1.7%減、14年は0.3%増
日本百貨店協会が発表した2014年12月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比1.7%減と9ヵ月連続で前年実績を下回った。前年に比べて日曜日が1日少なかったことや北日本を中心に降雪や雨量が多かったことが影響した。
10大都市では0.7%減でとくに東京(0.3%増)と大阪(1.1%増)はプラスとなるなど大都市圏は比較的堅調だったが、10大都市以外が3.8%減と地方部で苦戦が続いた。
商品別では化粧品や美術・宝飾・貴金属を含む雑貨が3.7%増と好調だったが、主力の衣料品が2.4%減、食料品も2.1%のマイナスだった。
一方、2014年の全国百貨店売上高は6兆2124億円で、既存店ベースでは0.3%増、全店ベースでは0.1%減だった。既存店は3年連続でのプラスとなった。