【コスモス薬品】 粗利率低下で営業利益は8.4%減、14年6~11月期
ドラッグストア大手のコスモス薬品が発表した2014年6~11月期の連結業績は、営業利益が前年同期比8.4%減の86億円だった。既存店売上高は1.6%増と堅調に推移したが、大半の商品で消費増税分を価格転嫁しなかったため、粗利益率が0.8ポイント低下した。
期間中に九州で23店舗、関西で4店舗など計36店舗を新設した効果もあり、全店ベースでの売上高は11.5%増の2012億円と2ケタの伸びだった。
商品部門別の売上高では、一般食品が14.9%増の1107億円となり、売上構成比は1.6ポイント高まって55.0%となった。医薬品は5.7%増の317億円、化粧品は3.8%増の219億円で、売上構成比はそれぞれ15.8%、10.9%に下がった。
15年5月期通期では、売上高が12.7%増の4190億円、営業利益が0.6%増の168億円と増収増益を見込んでいる。