【ラオックス】 電動アシスト自転車用バッテリーを自主回収
免税品店大手のラオックスは12月15日、子会社の神田無線電機が中国から輸入し、同社やラオックスが販売した電動アシスト自転車用のバッテリーを自主回収し、無償交換すると発表した。
当該のバッテリーについては火災が発生する事故が4件、消費者庁に報告されている。原因は調査中だが、結露対策が不十分だったため、制御基板上の絶縁性が低下し、出火に至った可能性が高い。
対象となるのは、電動アシスト自転車「TASKAL」、「amadana」、「RUNFUN」の各シリーズに搭載されている「KMD-BC6.6Ah」や「同8.8Ah」など4つの品番のバッテリーで、2012年4月~14年7月に販売された。対象個数は合計で2万8959。
ラオックスでは当該バッテリーを外して、雨水のかかる場所や燃えやすいものが近くにある場所を避けて保管し、専用のフリーダイヤルかウェブサイトを通じて連絡するよう呼びかけている。
なお、同社は製品補償損失引当金として2億円の特別損失を計上済み。