【ワタミ】 既存店不振で15年3月期は2期連続の最終赤字に
外食・介護大手のワタミは11月7日、2015年3月期の連結最終損益が30億円の赤字(前期は49億円の赤字)になる見通しだと発表した。従来は20億円の黒字を予想していたが、2期連続での赤字となる。
上半期(14年4~9月)の業績が当初計画を下回ったのが要因。上半期の国内外食事業の既存店売上高は前年同期比7.3%減と苦戦。食品宅配事業の配食数や介護事業の入居率も伸び悩んだ。
15年3月期通期の連結売上高は従来予想を160億円下回る1540億円(前期比5.6%減)、連結営業利益は従来予想を37億円下回る13億円(同55.9%減)となりそうだ。居酒屋「和民」など外食事業の不振店舗閉鎖などで特別損失が増えることから、最終赤字に転落する。