ドラッグストア大手のコスモス薬品は2015年5月期に74店舗を新規出店する計画だ。前期の72店舗を上回る高水準の出店を続ける。
前期は地盤の九州に36店舗を集中出店して店舗密度を一層高めると同時に、関西地区にも12店舗を出店し、後発参入した同地区での店舗数を37店舗にまで増やした。新規出店効果で15年5月期の連結売上高は前期比12.7%増の4190億円と初めて4000億円の大台に乗りそうだ。一方、消費増税後も低価格戦略を継続しているため粗利益率が低下、営業利益は0.6%の微増で168億円となる見通し。
同社が発表した14年5月期の連結業績は、売上高が12.9%増の3718億円、営業利益が7.6%増の167億円で共に過去最高を更新した。