ドラッグストア大手のスギホールディングス(HD)が発表した2014年3~5月期の連結業績は、売上高が前年同期比7.2%増の969億円、営業利益が3.0%増の59億円だった。
消費増税前のまとめ買いを促すために化粧品や生活必需品の販促を強化したことが奏功して3月の既存店売上高は前年同月比22.0%増と大きく伸びた。4月は反動減で10.1%減となったが、5月には2.7%減にまで持ち直した。
競合への価格対応などで粗利益率は0.3ポイント低下の27.4%となったが、販売管理費の伸びを抑えたことで増益につなげた。ただ、前年同期に計上した14億円の有価証券評価益がなくなったため、経常利益は17.8%減の61億円となった。
期中の新設は10店舗、閉鎖は7店舗で、期末店舗数は3店舗純増の918店舗となった。
15年2月期通期の連結業績予想は期初と変わらず、売上高が6.5%増の3890億円、営業利益が0.5%減の200億円を見込む。