【家電量販店】 ヤマダ、ケーズなど大手が業績を上方修正

2014/05/02 00:00
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 家電量販店大手で業績予想の上方修正が続いている。消費増税前の駆け込み需要で2~3月にかけて単価の高いエアコンや冷蔵庫、洗濯機などの売れ行きが伸びたことが要因。

 

 最大手のヤマダ電機は4月28日、2014年3月期の連結営業利益が従来予想を66億円上回り、前期比0.2%増の340億円になったようだと発表した。減益予想から一転、微増ながらも前年実績を上回った。エアコンなど省エネ・高機能の白物家電が好調に推移、パソコン関連でWINDOWS XPのサポート終了に伴う買い替え需要も広がった。売上高は従来予想を40億円上回る1兆8930億円(前期比11.3%増)となった模様。

 

 業界4位のケーズホールディングスも同日、14年3月期の連結営業利益が前期比43.0%増の236億円になったようだと発表した。従来予想を35億円上回った。売上高は従来予想より210億円多い、7010億円(10.0%増)となったようだ。

 

 また、ビックカメラの13年9月?14年2月期決算も連結営業利益は期初予想を2億7000万円上回り、前年同期比53.4%増の64億円となった。同社の場合、売上高は従来予想を68億円下回る4071億円だったものの、粗利益率の改善や販管費の抑制で利益を伸ばした。

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