【全国スーパー】 13年度の既存店売上高は17年ぶりのプラス、0.8%増
日本チェーンストア協会が発表した全国スーパー(加盟59社)の2013年度(13年4月~14年3月)の12兆9524億円で前年比3.9%増、既存店ベースでは0.8%増と共に前年度実績を上回った。年度ベースで既存店売上高がプラスとなるのは、前回の消費税引き上げ前の駆け込み需要があった1996年度以来、17年ぶり。
13年度も消費増税前の駆け込み需要で14年2月、3月の既存店が伸びたほか、景気回復や物価上昇などの影響もあり、12ヵ月中6ヵ月がプラスとなった。商品部門別では、食料品が1.3%増、住関品が2.2%増となる一方、衣料品は4.5%減と振るわなかった。
同時に発表した3月の全国スーパーの売上高は、全店ベースで前年同月比13.3%増、既存店ベースで9.4%増と大きく伸びた。増税直前でまとめ買いの動きが広がった。既存店売上高のプラスは2ヵ月連続となった。