【米ウォルマート】 低料金の送金サービスを開始、全米店舗で受け取り
米ウォルマートは4月24日、低料金の送金サービス「Walmart 2 Walmart(ウォルマート・トゥー・ウォルマート)」を始める。送金したい人がウォルマートの店舗でお金を預けると、受け取りたい人が全米約4000店舗のウォルマート店舗で受け取ることができる。主に家族や友人間などでの送金を想定した国内限定のサービスで、電子決済サービス大手ユーロネット・ワールドワイド子会社のリア・マネー・トランスファー社のネットワークを使う。
手数料は送金額50ドルまでが4.5ドル、50ドル超900ドルまでが9.5ドル。ウォルマートによれば同様のサービスは送金額が増えるごとに手数料も高くなり、競合する送金サービスでは800~900ドルの送金で57?76ドルの手数料が必要になる場合もある。
米国は低所得者層を中心に銀行口座を持たない人が多く、ウォルマートは低料金の送金サービス導入で客数のアップを図るのが狙いと思われる。
同社はクレジットカードや小切手口座を使って送金する「MoneyGram」という外部サービスも取り扱っており、このサービスは海外にも送金可能だが手数料は高めとなっている。