【全国百貨店】 3月の売上高は25.4%増、駆け込み需要で大幅アップ
日本百貨店協会が発表した3月の全国百貨店売上高は、既存店ベースで前年同月比25.4%増と大幅に伸びた。消費税率引き上げ直前の駆け込み需要が旺盛で、前回の消費増税前の1997年3月の23.0%増を上回る伸びとなった。前年同月実績を上回るのは5ヵ月連続。
地区別では全地区で2ケタ増となり、中でも10大都市は東京が25.5%増、名古屋が37.3%増、大阪が32.1%増などいずれも2割を超える大幅アップだった。
商品別では主力の衣料品が18.5%増となったほか、食料品は5.0%増。海外高級ブランドを含む身のまわり品(38.6%増)と雑貨(67.2%増)は統計開始以来、最高の伸びを記録した。美術・宝飾・貴金属(113.7%増)や化粧品(61.2%増)、家具(64.0%増)も好調だった。