ローソンは4月10日、2015年2月期の連結営業利益が前期比10.1%増の750億円になりそうだと発表した。12期連続での増益となる。
前期の出店は単体で735店舗、グループ計で869店舗だったが、今期は単体で1080店舗、グループ計で1100店舗に増やし、期末店舗数は600店舗純増の1万2288店舗を計画する。前期に0.2%減(単体ベース)だった既存店売上高は前年並み、31.0%だった粗利益率は0.4ポイント改善の31.4%を見込む。これにより、加盟店からの収入と直営店売上高などを合わせた営業総収入は2.6%増の4980億円となる見通しだ。
同日発表した14年2月期の連結業績は、直営店が減少したことで営業総収入は0.5%減の4852億円となったが、営業利益は2.8%増の681億円と増益を確保した。商品面ではドリップ式コーヒー「マチカフェ」の導入店舗数が期末時点で7776店舗にまで広がったほか、店内で調理したカツサンドなどを提供する「まちかど厨房」の導入店舗数も2076店舗に増えた。
店舗面では生鮮コンビニ「ローソンストア100」の進化形と位置付ける「ローソンマート」の出店を2月から開始、今後は首都圏、近畿圏など大都市部で出店を増やしていく予定だ。