埼玉県が地盤の食品スーパーのベルクは4月9日、2015年2月期の連結営業利益が前期比1.6%増の70億円になる見通しだと発表した。前期に続いて過去最高益を更新することになる。
4月に開業予定の「越谷花田店」(埼玉県越谷市)を含め前期より3店舗多い8店舗の新規出店を計画する。新店効果で売上高に当たる営業収益は5.5%増の1530億円を見込む。
同社は2006年にイオンと資本・業務提携を結び、イオンが15%を出資する筆頭株主となっているが、イオングループのプライベートブランド「トップバリュ」の拡販などにより業績を伸ばしている。
同日発表した14年2月期の連結業績は、営業収益が9.0%増の1450億円、営業利益が8.0%増の68億円だった。
また、同日付で常務取締役販売運営部長だった大島孝之氏(59歳)が代表権のある専務に昇格した。創業家出身の原島功社長(64歳)と共に2人が代表権を持つことになった。