【米ホールフーズ】 米国内で1200店舗に拡大の構想、現在の3倍以上
米スーパーマーケット(SM)の大手、ホールフーズ・マーケットは将来的に米国内での店舗数を現在の3倍以上の1200店舗まで拡大できるとの構想を示した。同社の共同CEO(最高経営責任者)であるジョン・マッケイ氏とウォルター・ロブ氏が12月17日、米CNBCのインタビューで語った。
ホールフーズの店舗数はカナダと英国の16店舗を除くと米国内で約350店舗にまで増えているが、2013年9月期の既存店売上高は前期比6.9%増、14年9月期も5.5~7.0%の既存店増収を見込むなど成長率は衰えておらず、出店の余地は大きいと判断したようだ。同社は従来、米国内での出店数は最大で1000店舗との見解だった。
同社は13年9月期に32店舗を出店したが、今期は33~38店舗に増やす計画だ。
有機農産物や自然食品を中心に販売する同社は一般のSMに比べて価格が高いことから客層が限られていたが、経営規模の拡大と共にその価格差は縮まっており、客層が広がっている。13年9月期の売上高は前期比10.4%増の129億ドル、日本円換算すると約1兆3000億円で米SM業界でも大手に位置付けられる規模となっている。