【大手百貨店】 9月も4社揃って増収、高額品堅調で2ヵ月連続

2013/10/04 00:00
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 上場大手百貨店4社が発表した9月の既存店売上高(速報)は、高額品の売れ行きが引き続き好調だったことなどから揃って前年同月の実績を上回った。4社揃っての前年比プラスは2ヵ月連続。9月後半から気温が低下し、秋冬物の衣料品の動きがよかったことも売上げを押し上げた。

 

 三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越伊勢丹の既存店売上高(地域子会社と外商を除く)は前年同月比8.4%増で8ヵ月連続のプラス。伊勢丹新宿本店(13.0%増)、三越日本橋本店(9.8%増)、三越銀座店(11.5%増)の都心3店舗が特に好調だった。

 

 J.フロントリテイリング傘下の大丸松阪屋百貨店は2.0%増で2ヵ月連続のプラス。子会社の地方百貨店3社を含めても1.9%のプラスだった。

 

 高島屋は単体14店舗で2.5%増、国内子会社を含む18店舗では2.6%の増収。関西地区は大阪店が梅田地区や阿倍野地区に客を奪われて落ち込んだことが主因で1.3%減となったが、関東地区9店舗(子会社を含む)が4.9%増と健闘した。

 

 エイチ・ツー・オーリテイリング傘下の阪急阪神百貨店は、昨年改装オープンした阪急うめだ本店が引き続き好調で19.9%増と大きく伸びた。

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