イオン、地震や津波に強い防災対応型SC、「イオンモール大阪ドームシティ」を31日開業
イオンは5月31日、地震や津波に強い防災対応型のショッピングセンター(SC)「イオンモール大阪ドームシティ」(大阪市西区)をオープンする。
4階建ての建物の屋上にはガスで発電するコージェネレーション(熱電併給)設備を設置。通常時はSC全体で必要な電力の約3分の1をまかない、停電時には店内の食品売り場や防災センターの電源として利用する。
非常時には一時避難場所としてSCを開放する。建物の耐震性を強化したほか、阪神電鉄なんば線「ドーム前」駅と直結する地下1階部分には防潮扉を設置するなど津波対策も施した。避難者の利用を想定して、店内約200ヵ所に防災用電源コンセントを設置したほか、医薬品や衛星電話などの防災用品を保管する「ファーストエイドステーション」を2階部分に設置した。
SC全体の商業施設面積は約3万4000平方メートルで、核店舗となる総合スーパー「イオン」のほか約120店舗の専門店が入居する。
同SCはイオンが今年から展開を始めた次世代エコストア「スマートイオン」のうち、「防災対応型」の1号店と位置づけられている。