【スポーツ用品市場】 12年は3.4%増の1兆2828億円、4年ぶりのプラス
矢野経済研究所によると2012年の国内スポーツ用品市場は前年比3.4%増の1兆2838億円(メーカー出荷額ベース)となったようだ。2009年からマイナス成長が続いていたが、4年ぶりにプラスに転じた。
11年に東日本大震災の影響で落ち込んだ反動もあって、全18分野のうち武道やラグビーなど3分野を除く15分野で市場規模が拡大した。アウトドア用品(5.6%増)、スポーツシューズ(6.5%増)、フィットネス用品(0.4%増)の3分野は4年連続のプラスと堅調を維持。
分野別では最も市場規模の大きいゴルフ用品も1.9%増の2470億円と5年ぶりに前年実績を上回った。
13年のスポーツ用品市場は山ガールブームによるアウトドア用品の伸びやランニングブームを追い風としたスポーツシューズが引き続き市場を牽引し、2.4%増の1兆3143億円となる見通しだ。