東武百貨店、重田専務が社長に就任、根津社長は代表権のない会長に
東武百貨店は3月11日、代表取締役専務の重田敦史氏(55歳)が4月1日付で社長に昇格する人事を発表した。根津公一社長(62歳)は代表権のない会長に退く。
創業家の根津氏は1999年から社長を務めてきたが、銀行出身で現在は東武百貨店の管理部門を統括している重田氏にバトンを譲り、若返りを図る。
重田氏は1979年富士銀行(現・みずほ銀行)入行、2006年みずほコーポレート銀行執行役員、08年常務執行役員を経て、10年東武百貨店に入社して専務、11年から代表権を持っていた。
なお、根津社長は子会社の東武百貨店宇都宮店の会長兼社長も退き、代表権のない会長となる。後任の社長には常務取締役営業本部長兼本店長の小林高行氏(62歳)が昇格する。