【米ホームデポ】 営業利益は16.6%増、住宅市場の回復受け2ケタ増益
米ホームセンター最大手のホームデポが発表した2013年1月期の業績は、売上高が前期比6.2%増の747億ドル(1ドル=90円換算で約6兆7000億円)、営業利益が16.6%増の77億ドル(約6900億円)、純利益は16.8%増の45億ドル(約4000億円)だった。
住宅市場の回復を受けて建築業者向けの建築資材・工具などの販売や一般消費者へのDIY用品の販売などが増え、既存店売上高が4.9%増(カナダ、メキシコなど国外店舗を含めると4.6%増)と堅調に推移したことが増益の主な要因。
特に第4四半期(12年11月~13年1月)は、大型ハリケーン「サンディ」の被害を受けた東海岸各地で家屋の修繕に関わる需要が大きく伸び、国内既存店が7.1%の増収と好調だった。
14年1月期には9店舗を出店する計画で、売上高は全店ベースで2%前後、既存店ベースでは3%前後の増収を見込んでいる。住宅市場は回復傾向にあるものの、政府の歳出カットに伴う可処分所得減少の可能性など個人消費の先行きに不透明な部分が残っているため、保守的な業績予想となっている。