【米ウォルマート】 営業利益は4.7%増の278億ドル、米国の既存店堅調

2013/02/25 00:00
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 米ウォルマート・ストアーズが発表した2013年1月期の業績は、売上高が前期比5.0%増の4661億ドル、営業利益が4.7%増の278億ドルと増収増益だった。1ドル=90円で換算すると売上高は約41兆9500億円、営業利益は2兆5000億円となる。

 

 売上高の約6割、営業利益の約8割を稼ぐウォルマート米国部門が堅調で、同部門の売上高は3.9%増の2744億ドル、営業利益は5.4%増の215億ドルだった。ファッション衣料を絞り込んで実用衣料や日常衣料中心の品揃えに戻し、価格競争力を高めた衣料品の既存店売上高が7年ぶりに前年実績を上回るなど既存店は1.8%増(ガソリン売上げを除く)と堅調だった。

 

 国際部門は南アフリカなどでのM&A(買収・合併)効果や為替レートがドル安傾向だった影響もあって、売上高は7.4%増の1352億ドル、営業利益は8.3%増の66億ドルと全体を上回る伸びを示した。

 

 会社全体での純利益は、法人税率の実効レートが前期より下がったことから8.3%増の169億ドル(約1兆5300億円)となった。

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