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【ローソン】3~11月期の営業利益は7.5%増の534億円、既存店プラスを確保

 ローソンが発表した2012年3~11月期の連結業績は、営業利益が前年同期比7.5%増の534億円となり、第3四半期累計で6年連続過去最高を更新した。前期に計上した震災関連の特別損失などがなくなったことから純利益は38.5%増の285億円と大きく伸びた。

 チェーン全店売上高は5.1%増の1兆4505億円、単体ベースでの既存店売上高は0.1%増とプラスを確保した。大手コンビニエンスストアで3~11月期の既存店がプラスとなったのは、セブンーイレブン・ジャパンとローソンの2社のみ。

 生鮮強化型店舗を11月末現在で6232店舗(ローソンストア100を含む)に増やしたり、全店舗でカット野菜を品揃えに加えたりしたことで、女性やシニア層にも客層が広がった。また、店内にコーヒーマシンを置いた「マチカフェ」も2253店舗に拡大、粗利益率の向上につながった。

 13年2月期通期でも既存店は0.5%の増収を確保する計画で、チェーン全店売上高は6.8%増の1兆9500億円、営業利益は6.8%増の660億円を見込む。