【千趣会】12年12月期の業績予想を下方修正、粗利悪化やコスト増で
カタログ通販大手、千趣会の2012年1~6月期の連結決算は、売上高が前年同期比6.5%増の740億円、営業利益は68.2%減の7億6200万円となったようだ。
送料無料キャンペーンなどの実施により受注件数は増えたが、物流費用が増加。新規媒体の創刊によるカタログ費用の増加もあって、利益を圧迫した。また、粗利益率の低いネット限定商品の売上げ増加や値引き販売の増加によって粗利益率が悪化した。
従来予想では営業利益は17億円を見込んでいた。
これを受けて12年12月期通期の営業利益予想を従来から7億円引き下げて33億円(前期比6.2%増)とした。売上高予想は従来予想を5億円下回る1475億円(7.5%増)を見込む。