【ヤマダ電機】ベスト電器子会社化を正式発表、出資比率51%に
ヤマダ電機は7月13日、ベスト電器が実施する第三者割当増資を引き受けて同社を子会社化すると発表した。これによりヤマダの連結売上高は2兆円を突破、2位以下に2倍以上の差をつけることになる。
公正取引委員会の企業結合審査を経て、年内にベストが第三者割当増資を実施、全額をヤマダが引き受ける。払込金額の総額は約121億円。これにより、ヤマダの出資比率は7.45%から51.0%に高まる。
ヤマダとベストは同日付で資本・業務提携を結んでおり、今後は共同での商品調達や商品開発、物流や情報システムの統合を進めていく予定。
ベストは業績の低迷が続いており、2012年3~5月期決算では家電エコポイントや地上波デジタル放送完全移行の特需があった前年の反動から売上高は前年同期比29.3%減、営業損益は700万円の赤字(前年同期は10億円の黒字)に転落した。
ベストは調達した資金で赤字店閉鎖などのリストラを進める方針。