【ヤマダ電機】ベスト電器を子会社化か、実現すれば売上高2兆円突破
複数の大手報道機関は7月12日、家電量販店最大手のヤマダ電機が同業のベスト電器を子会社化する方針を固めたと報じた。
報道によればベスト電器の第三者割当増資をヤマダが引き受け、発行済み株式の過半数を取得する。
ヤマダの2012年3月期の売上高は1兆8354億円で、ベスト電器の2617億円(12年2月期)を加えれば2兆円を超え、2位以下をさらに大きく引き離すことになる。ヤマダは「現時点において公表すべき決定事実はない」とのコメントを発表している。
ベスト電器にはビックカメラが約15%を出資して筆頭株主となっているが、両社の提携は進んでおらず、ビックカメラは6月にコジマを子会社化した。
ヤマダはビックカメラに次ぐベスト電器の第2位株主(持株比率は7.5%)。ベストはヤマダの株式取得に反発して08年にビックと提携した経緯がある。