【ミネラルウォーター市場】12年度は前年の反動で減少、13年度以降は拡大へ
矢野経済研究所がまとめたミネラルウォーター市場に関する調査によると、2011年度は東日本大震災の影響で需要が大きく伸び、市場規模は前年度比14.5%増の2450億円(メーカー出荷額ベース)に広がった。
その反動もあって12年度は4.9%減の2330億円に落ち込みそうだが、生活水や備蓄水としての需要は底堅く、13年度は1.3%増の2360億円と増加に転じ、その後も徐々に拡大して11年度の市場規模にまで近づいていくと同研究所では予測している。
一方、ミネラルウォーター市場を上回る勢いで成長しているのが宅配水市場で、11年度は31.7%増の830億円(エンドユーザー販売金額ベース)に急伸した模様。今年からサントリーが新たに参入するなど今後も急成長が続きそうで、13年度には1000億円を突破して1060億円に達するものと見込まれる。