【ポイント】衣料・雑貨専門店のトリニティアーツと経営統合、13年10月
「ローリーズファーム」などのブランドを展開する婦人服SPA(製造小売業)大手のポイントは4月4日、衣料品や生活雑貨の専門店を複数展開するトリニティアーツ(東京・千代田区)と2013年10月をめどに経営統合すると発表した。
両社は10年9月に業務提携を発表、資本提携を含めた協議を続けていた。経営統合することで商品企画や情報・物流システムの運用などで相乗効果を発揮できると判断した。トリニティは今年2月末現在で140店舗を展開、11年2月期の売上高は107億円となっている。
トリニティの株式の約97%を保有するフクゾウの議決権は、ポイントの福田三千男会長兼社長の近親者が100%を保有しており、フクゾウはポイントに約5%を出資する大株主でもる。
なお、ポイントが同日発表した12年2月期の連結業績は売上高が前期比8.7%増の1150億円、営業利益は19.4%減の123億円だった。13年2月期は売上高1250億円(8.6%増)、営業利益は131億円(6.0%増)と3期ぶりの営業増益を見込む。