【大手百貨店】11月はJフロントを除き既存店マイナス、コート類など苦戦

2011/12/05 16:48
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 大手百貨店4社が発表した11月の既存店売上高(速報値)は、コートなど防寒着の動きが鈍く3社が前年割れとなった。J.フロントリテイリング傘下の大丸松坂屋百貨店は大丸梅田店の大幅増床効果で前年同月比2.6%のプラス、地方子会社を含む百貨店事業合計でも1.6%のプラスを確保した。J.フロントでは「ラグジュアリーブランドや美術・時計など高額品が好調に推移した」としている。

 

 三越伊勢丹ホールディングス傘下の三越伊勢丹は0.7%減、高島屋は地方子会社を含めて1.3%減、H2Oリテイリング傘下の阪急阪神百貨店は2.7%減だった。

 

 三越伊勢丹は伊勢丹新宿本店など都心大型店は堅調だったものの、伊勢丹松戸店、三越千葉店など郊外店舗が不調。地方子会社では復興需要を受けて仙台三越が14.3%増と好調だった。高島屋も大阪店、東京店など基幹店はプラスを確保したが、岡山、岐阜など地方店は軒並み苦戦した。

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