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京都ファミリー、ジャスコの売り場縮小し、大型専門店を導入

 REIT(不動産投資信託)大手の日本リテールファンド(RF)は、保有する大型商業施設「京都ファミリー」(京都市)の核テナントであるイオンリテールに賃貸している面積の一部について同社から返還を受け、新たに大型専門店を導入する。

 現在、イオンリテールは京都ファミリーの1階および2階部分の約8400平方メートルを賃借して「ジャスコ京都西店」として営業しているが、このうち2階部分の約3000平方メートルを返還して9月20日で営業を終了、1階の約5400平方メートルを改装して9月下旬から10月上旬にかけてリニューアルオープンする。ジャスコ撤退跡の2階部分に新たに入居する大型専門店の名前は明らかにしていない。

 日本RFは今年に入ってから、京都ファミリーの1階にユニクロとミスタードーナツを誘致、3階部分にフードコート新設するなどのリニューアルを行っている。京都ファミリーの年間売上高は2009年度で103億円となっているが、11年度には120億円を目標としている。

 日本RFは2005年12月にダイヤモンドシティ(現イオンモール)子会社のダイヤモンドファミリーから約53億円で京都ファミリーを取得した。