【独メトロ】取締役会と監査役会のトップが交代、新議長にコッホ氏
ドイツ小売業最大手のメトログループは11月18日、持ち株会社メトロAGの監査役会の会長が同日付でフランツ・マルクス・ハニエル氏に交代、また、監査役会は2012年1月1日付けで最高財務責任者(CFO)のオラフ・コッホ氏を取締役会議長に任命する予定だと発表した。
ドイツでは監査役会が取締役を任命し、取締役会が業務の執行に当たる。監査役会会長のハニエル氏はドイツ有数のコングロマリット、フランツ・ハニエル&シエの監査役会会長でもあり、2007年11月から10年5月までメトロAGの監査役会会長を務めたことがある。
現取締役会議長のエッカード・コルデス氏は10月に年内で退任することを表明していた。コルデス氏は過去4年の取締役会議長在職中、メトログループの海外展開とEコマース事業に注力した。
メトログループは33ヵ国で2100店舗以上を展開。2010年度の売上高は約670億ユーロとなっている。日本には中核事業の会員制卸、メトロキャッシュアンドキャリーが進出している。