【インディテックス】今年度中に売上高でギャップを抜き世界ナンバーワンの公算

2009/07/08 00:32
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 衣料品製造小売(SPA)世界第2位で「ZARA(ザラ)」などをチェーン展開するスペインのインディテックスが発表した2009年1月期の業績は、売上高が前期比10%増の104億700万ユーロ(約1兆3600億円)、純利益は横ばいの12億5300万ユーロ(約1653億円)だった。

 

 SPA世界最大手のギャップの09年1月期の業績は、売上高が145億ドル(約1兆4200億円)、純利益が8億3300万ドル(約816億円)。ギャップは業績低迷から店舗のリストラを進めており、新規出店を閉鎖店舗数が上回る状況となっている一方、インディテックスは積極的な出店を継続する方針で、今期中には売上高、利益ともに同社がSPA世界ナンバーワンとなる公算が大きい。

 

 インディテックスは09年1月期に573店舗を新設、期末店舗数は73ヵ国で4264店舗となった。今期は世界的な景気後退の影響から新規出店数を370~450店舗に抑制するが、それでも業界平均を大きく上回る成長を続けそうだ。

 

 同社の09年2月の売上高は前年同月比9%増だったが、ギャップは12%減と落ち込んだ。

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