【ベスト電器】売上高は10%減、営業利益ベースでも赤字転落
ベスト電器が発表した2009年2月期の連結業績は、不振店の閉鎖と既存店売上の低迷から売上高は前期比10.1%減の3719億円となり、営業利益ベースで8億9000万円の赤字(前期は5億円の黒字)に転落した。店舗の閉鎖損や減損損失、子会社のさくらやなどの株式評価損を特別損失として計上したことから、純損益は30億円の赤字(前期は56億円の赤字)となった。
直営19店舗、フランチャイズ店9店舗の計28店舗を新規出店する一方、不採算店など直営21店舗、フランチャイズ店15店舗の計36店舗を閉鎖したことで、期末店舗数は直営277店舗、フランチャイズ店287店舗の計564店舗となった。
今期も販売不振が続くと予想、2010年2月期の連結売上高は9.9%減の3350億円を見込む。大型店数店舗の営業を資本業務提携しているビックカメラとの合弁会社に移管し効率化、販売管理費の削減などにより営業利益は21億円の黒字、純利益1億5000万円の黒字を予測する。