【ジョイス】営業利益は従来予想比４億円増の９億円に、３～８月期
岩手県が地盤の食品スーパー、ジョイス（盛岡市）は2011年３～８月期の営業利益が従来予想より４億7000万円多い９億2000万円（前年同期の2.9倍）になりそうだと発表した。東日本大震災後に生活必需品のまとめ買いが増えたほか、チラシ特売を一時見合わせたことで粗利益率や販売管理費率が改善、営業利益が従来予想の２倍強に増える。売上高は従来予想より５億円増の185億円（前年同期比12.9％減）を見込む。
同社は現在、被災した４店舗の営業を休止したままだが、そのうち「北上アピア店」（岩手県北上市）については店舗を建て替え今年10月に再オープンする。津波で流出した「山田店」（同県下閉伊郡）と「大槌店」（同県上閉伊郡）も早期の再開を目指す。建物が損壊した「みたけ店」（盛岡市）については関係者と協議を進めている。
新規出店については震災後初となる「盛岡緑が丘店」（盛岡市）を７月７日にオープン、このほか「八戸石堂店」（青森県八戸市）を来年春、「北上鬼柳店」（岩手県北上市）を来年夏に開業する予定だ。