【放射性物質】福島市大波地区産のコメに政府が出荷制限を指示

2011/11/18 15:24
Pocket

 福島市大波地区(旧小国村)で収穫された玄米から暫定規制値(1キログラム当たり500ベクレル)を超える放射性セシウムが検出された問題で、政府は17日、同地区で今年生産されたコメについて福島県知事に出荷制限を指示した。

 

 コメの出荷制限は今回が初めて。大波地区の農家が持ち込んだコメを地元農協が自主検査したところ規制値を超える放射性物質が検出されたという。福島県が9~10月にかけて実施した収穫前と収穫後の調査では、県内の全調査地点でコメから規制値を超える放射性物質は検出されなかった。

 

 政府では県知事に対し原因究明を行うとともに同地区の周辺で収穫されたコメについても検査を強化するよう要請した。

 

 なお、今回、規制値を超えたコメは出荷前の検査で確認されたもので、市場には一切流通していないという。

© 2024 by Diamond Retail Media

興味のあるジャンルや業態を選択いただければ
DCSオンライントップページにおすすめの記事が表示されます。

ジャンル
業態