ドラッグストア大手のコスモス薬品(福岡市)は2011年5月期の連結営業利益が従来予想を24億円上回る100億円(前期比29.2%増)になったと発表した。ディスカウント戦略の徹底により粗利益率は低下したが、売上高が伸びた。従来予想では1.8%の減益を見込んでいたが、一転して3割近い増益となった。
連結売上高は従来予想より121億円多い2371億円だった。コスモス薬品は食品の売上高がほぼ半分を占めており、東日本大震災後は保存食や飲料の売上げが急増、3月の既存店売上高は10.7%増を記録した。
同社の既存店売上高は09年3月以降、27ヵ月連続で前年を上回る好調を維持している。