【コスモス薬品】10年5月期は売上高2000億円突破へ、2ケタ増益も確保
ドラッグストア大手のコスモス薬品は2009年6~11月期の業績好調を受けて、10年5月期通期の連結業績を上方修正した。09年7月に発表した従来予想に比べて、売上高は100億円増の2040億円(前期比14.8%増)となり、初めて2000億円を突破しそうだ。もともと価格競争力に強みのある同社だが、より一層の低価格化を進め、食品、雑貨などを含めた買い上げ点数と客数が増加したことが好調な売り上げにつながった。同社が店舗を展開する九州や中四国地方で台風の上陸がなかったことや、インフルエンザの流行に伴う予防関連商品の需要拡大が加わったことも売上高が堅調に推移した要因。
店舗作業の効率化を進めたことで経費を抑制することができ、営業利益は従来予想から6億5000万円増の62億円(前期比14.0%増)、純利益は同じく3億9000万円増の36億4000万円(28.1%増)で2ケタ増益を確保する見込みだ。
同社は既存店ベースでも09年3月以降、9ヵ月連続で前年同月比プラスを維持している。11月の既存店売上高は前年同期比6.3%増だった。店舗数は11月末現在で342店となっている。