[大塚家具]
2019年末までに50拠点以上を出店
大塚家具は3月10日、新しい経営ビジョンを発表した。同ビジョンでは、「専門店・小型店による多店舗展開」、「プロフェッショナルによる提案サービスを前面に」、「商品とサービスのオムニチャネル化」、「購入だけではない、新しい選択肢のご提供」の4つを柱にする。
具体的には、2019年末までに、直営の都市部小型専門店を5~20店、地方の小型提携店30店など専門店、小型店を含めて全国に50~70拠点の展開を目指す。
また4月をめどにウェブ申込みによる訪問提案・採寸サービスなどを開始し、6月をめどに通販(EC)対象商品を4000アイテムへ拡大する。
新しい選択肢の提供では、新品、リユース品、リフォーム、下取り・買取り、レンタル/サブスクリプションなどを提供する。
大塚家具の16年12月期の業績は、売上高が前期比20.2%減の463億円、営業損益が45億円の赤字(前期は4億円の黒字)だった。同社は15年2月に策定した中期経営計画で、17年12月期に売上高594億円、営業利益19億円を達成するとしていたが、業績悪化のためこの計画を取り下げていた。